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*いしのなかにいる*

ふくわらい・・・【BOOK7冊目】

本屋大賞ノミネート第二弾。前回の本屋大賞候補作の「世界から猫が消えたなら」がちょっと自分には残念だったので、ちょっと警戒しつつ読み始めたのです が、さすが西さんです。本を読んでいるのに刺激臭が嗅覚を呼び覚まし、凄まじい光景が色覚を刺激します。西加奈子さんの作品はこれが初めてではないので、 驚きは少ないのですが、このアナーザーワールド感は、そんな「ワールド」へ引きずり込まれるのを愉しみにしているの自分には満足満足。ということでこれは 良い感じです

ふくわらい

ふくわらい

自己啓発本のようにおしつけがましく、こういう人生を歩みなさいと説教されるよりは、一人の異質な、、、このままでは現実世界で生きていくのはきっとツライだろうな、、、主人公が、それでも生きていくリアル世界との間にある「壁」をいかに、決着つけるのか。まるで天の采配のように彼女の周りには、これまた「特殊能力」をまとった人が次々と登場し、そんな特殊な登場人物と接するウチに。壁は、溝は、キレイに「解消」されて社会との折り合いをつけていく、、、

壁や溝はなくなってはイナイのですが。梯子をかけ橋を渡してくれるナカマが、ともに歩く道を導いてくれています。本当ならきっと苦労するはずの定なのでしょうが、いつのまにか、天の采配ですね。皆、祝福されているのだというような、そうしたう落としどころも見事。着地成功10点満点!てな感じ、強いて言えばまだまだ読んでいたいのに終わってしまうのが心残りです