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*まだいしのなかにいる*

幸せって・・・ナンダ?ッケ?

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少しまえのことになるが、法政大学の大学院政策創造研究科の坂本教授研究室が47都道府県の幸せ度ランキングの研究結果を発表した。結果は

 

1位福井県

2位富山県

3位石川県

 

と裏日本勢=北陸3県が上位を独占していた。裏日本の幸福度がハンパない。降伏、、、幸福のスケールをどう測定し評価かしたのかは異論があろうと思うが、この研究の報告によると「暮らしの住みやすさ、質、豊かさ」を下記の40項目で測定したそうだ

 

【生活・家族部門

1.出生率 2.未婚率 3.転入率 4.交際費比率 5.持ち家率 6.畳数 7.下水道普及率 8.生活保護比率 9.保育所定員比率

 

【労働・企業部門

10.離職率 11.労働時間 12.有業率 13.正社員比率 14.就業希望者比率 15.就業時間 16.完全失業率 17.障がい者雇用比率 18.欠損法人(赤字企業)比率 19.平均工賃月額

 

【安全・安心部門

20.刑法犯認知数 21.公害苦情件数 22.交通事故件数 23.出火件数 24.労働災害率 25.地方債現在高 26.負債現在高 27貯蓄現在高 28.老人福祉費 29.手助け必要者比率 30.悩みストレス比率 31.相談できない人比率

 

【医療・健康部門

32.休養時間 33.趣味娯楽時間 34.医療費 35.病床数 36.医師数 37.老衰死亡者数 38.自殺死亡者数 39.平均寿命(男) 40.平均寿命(女)

 

 の40項目で調査したとある。教育福祉や経済収入、治安など『住みやすさ』を計算したように思う。どちらかというとネガティブな面がどれだけ少ないかという基準に思える。確かに暮らしは安全で、そうそう経済状況も悪くない。確かに冬場の雪は大変だけど、まぁ数ヶ月のことだし、それくらい「じっ」と耐えればまあ悪くはないさ、、、って具合

 

 だが、実際当該地域に住んでいてココがヨソより幸せだと感じたことはあまりないのが実感。冬の暗さや夏の蒸し暑さにはずーっと辟易しているし。再開発の名の下に進められる、辺り一帯の「グレー化(灰色化)」は駅前の風景を灰色一色に塗り込めている。まさに地方都市の代名詞のようなここらの町では、胸を張ってよその人にお勧めできるような特色はどんどん消えていく

 

画一化され、目立った汚点さえ無ければ幸福というなら、、、なんの変化も歓迎しないこれらの町はずーっとコノママで、たぶん10年後も、20年後も、、、幸福度は高くても、きっとナニもない町だろうと思うのだ。だからこれが魅力度となると、、、みるも無残な結果となる

 

 

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都道府県魅力度ランキング1位は5年連続北海道! 市区町村はあの市が初1位に | マイナビニュース

ブランド総合研究所は、国内1,000の市区町村及び47都道府県を対象に、認知度や魅力度・イメージなど全72項目からなる調査「地域ブランド調査2013」を実施した。

同調査は1,047の地域を調査対象とし、全国3万人が各地域のブランド力を徹底評価する日本最大規模の消費者調査。2006年に調査を開始し、今回で8回目の実施となる。

                マイナビニュース[2013/10/02]

 

 こう聞かれると、今の自分の住んでるところの不満度ではなく,満足度が高そうなのはどこかを基準にすると、あるいはここから出て行くならどこへ行ってみたいか?と訪ねるとこうなるという違いにも思える。「住めば都」というけれど、、、このことわざ自体に否定的な意味合いがうかがえる、、、

 

実際に、上記の幸福度はそこに住む住人のつけた率直な感想を点数化していない。そういう幸福度が高い地域の人が、実際に、本当に住んでみたいと思う土地はどこか?こう訪ねると、どういう結果が出るかとても気になる。また昔にくらべれば幸せになったなぁー・・・という数字であれば昔が悲惨なほうが数値は高くなるだろう