朝から夜までずーっと雲に覆われる日が続くようになりました。日一日と雲の高さが下がってきて、やがて雲の底は裂け雪がこぼれ落ちてくる。積もった雪が雲の底との境界線を交わらせたとき。真冬になっていて毎日白一色の湿り気の中につつまれる。湿気の渦を後にひかせながら人々は移動する
夜。田舎の夜は暗い。雲の姿も見えないけれど雲のそこから滲み落ちる湿気の気配だけは濃厚に漂っているから。見えなくてもその存在はわかるのだった。朝よりもさらに雲の底は低くなり、海から・・・向こう側から・・・押し寄せて来る雲の層の気配はひしひしと感じることが出来。ときおり人が照らし出す光の中にその存在をあらわにもする
雲がどんどん押し寄せてくる。どんどん低くなってくる。頭を低く、低く、背中を丸め、、、春までやり過ごそうゼ!イエーッィ・・・なぜか気分は陽気。ここらも初雪が近いね