You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

脛に疵持つ身だから

人に知られたくない『脛に疵』の一つや二つ持っちゃいるが、「はて?ナゼに脛に疵なのだろう?」と気になったのは、走る習慣が身についたから。それなりに足、膝の故障に見舞われ、足のケガについて関心もつようになったからだろう。

今日整形外科を受診した。ここ数日カカトの痛みが続き、踵骨の後部(カカトのトンボ先)である。まぁ走れないほどではないが、むしろ走ってるときは痛くなく。階段の昇降で、降りるときに痛むのだ。登りは大丈夫だし、そう思うと歩くときも右踵後部にツッパリがあるように思えてきた。走るのは全然OKだからいつもどおりのランニングは続けていた。

とはいえ、このまま放置するのもなんだし、整形外科を受診。写真を撮って貰ったわけだ、、、結果!踵骨には全く問題なかったが先生曰く

「くるぶしの側面(外側)は大丈夫?」

と尋ねてきた。痛いのはカカトのトンボ先、後ろだけだから

「いえ、全然平気ですが・・・」

と即答すると、先生はレントゲン写真をからの画像に切り替えて見せ、

「昔。中学くらいかなスポーツしてた?捻挫放置いたりしてない?」

そんな身に覚えはなく、してないと答えたら

「ココ、解る?骨片がある。今、痛みがないなら大丈夫だけど。」

 

f:id:mzo:20160630135604j:plain

確かに画像を見ると、外果の下に骨片があった。あ、そういえば・・・大昔。ガキのころ。悪ガキをやってた頃だが、近所のトモダチの家に大きな蔵があって雨の日はそこで遊ぶことが多かった。

ある時期にそこの2階から飛び降りるという挑戦が流行っていたんだった。まぁ、着地地点は藁が積まれておりクッション性はあった。そこで僕は思いきり飛んで見せたら、大きく藁を超えて、また具合の悪いことに角材の切れっ端に着地。思い切り足をくじいたことがあった。あのとき1週間は動けなかったなぁー・・・・アレか!?捻挫なのにずいぶん長引くと思ったんだよなぁー。なぁーんだ、折れてたんだ。

この歳まで、一度も、どこも骨折したことがないことが自慢だったのに!残念。こして僕は正真正銘、「脛に疵持つ」男となった。

 

さて、ところで脛に疵持つの意味だが諸説あるようだ

他人からは目の届かない隠れたところが「脛」。そんな見えないところに何かしらの隠れた傷があるものだ。と言う説。

脛は弁慶の泣き所だから。他人から責められると困るような後ろめたい部分を隠している。という説。

「脛に疵(キズ)持てば笹原走る」。なんでもない笹原でも脛のキズに当たると痛い。痛さについつい走り出してしまう。後ろめたい疵のある者は堂々と歩けない。そこから転じたという説。

 

脛にまつわる言い回しは、他にもいくつかある。弁慶の泣き所だったり、脛齧りだったり、叩かれたり囓られたり、とにかくキズを負う場所には違いない。笹原を走ったりしないが夜走ることの多い自分は脛をぶつけないよう注意しなきゃ!