7月に読んだ本は以下の通り。
・希望荘
・風塵乱舞: アルスラーン戦記6
・王都奪還: アルスラーン戦記7
・憲法の無意識
アルスラーンは第一部が終了。ラスト「王都奪還」がいまいち盛り上がりに欠けた・・・あわてて結末にしてしまった・・・気がするのが残念だった。すでに第二部は始まっており、また「謎」の部分も大部分が残されており、今後の展開が楽しみだ。
希望荘も「杉村三郎シリーズ」の第4弾。杉村はめでたく探偵として独立しており、そこでの「探偵家業」を短編集として集めたものだ。うん、これで正統派(?)のハードボイルド小説となったと思う。以前はサラリーマンとしての主人公がまずあった。それでも十分に雰囲気はハードボイルドだった。これで正々堂々ハードボイルドを楽しめる。個人的に非常にうれしい。
憲法の無意識には正直驚いた。こういうう捉え方があるのかと目からうろこ。久しく学術的な論稿を読んでなかったこともあるが、憲法の問題がいまこそ無視できなくなり、慌てて学ぼうとして手に取った新書がこれだった。
入門書としては難解すぎたかもしれない。若いw時に学んだことが現代ではどう捉えられているのかと思い、挑んでみただのだが、難しかった。全体を通して、憲法の問題といより「世界戦争とその戦後」を論じたものだと思う。それも「宇野派」的な立場からのアプローチなのか、というのも気になった。しかし、こうした問題に再度取り組んでみようと感じた。こういう気概のようなものがおきたのはうれしい誤算。