You are in rock. still…

*まだいしのなかにいる*

この世界の片隅に

キネマ旬報ベストテンの発表があった。なんと!邦画部門の1位は「この世界の片隅に」。アニメでは今年は「君の名は」が大ヒットしているが、それをこえての受賞だ。またアニメが1位に選ばれるのは「となりのトトロ」依頼だと言うから凄い。

この映画は、ジブリのような大看板でつくられた映画ではない。クラウドファンディングという手法での応援をうけて制作された映画だ。静かな快挙!といえよう。

僕自身、この映画の存在を知ったのは完成後、いや上映が始まりやがて終わる・・・地方での上映期間は短いのだ・・・間際、まさに最終日に気づきナイターを観に行ったのだった。ナイターにもかかわらずアニメとしては結構座席がうまっていた。

慌てて観に行ったこともあって、中味も良く知らないまま観たことも良かったのかもしれない。その衝撃は大きかった。今となってはさんざんニュースでも取り上げられ話題になってるから、中味もみなさんご存じだろうが、、、ちなみに当地域でも延長上映でまだ上映しているwww

戦争の映画です。生々しくリアルな戦時の地域の生活を描いています。なんの前知識もなく観たのですが、ショックでした。いつの間にか涙が出ていて、止まらなうなった。どちらかというと淡々と描かれていくのだけど、それも日常生活の、日々の、繰り返しの・・・でもショック大でした。

この映画でなにかを考えろ、意識しろ、昔を思い起こせ、と圧迫してくる映画ではありません。彼女がどうなるのかひたすら、なるがままの彼女の姿を追っていく事しか出来ないのです。でも、最後なんだか幸せな気持ちで見終えることが出来たのは僕だけでしょうか。これを幸せと思っていいのか、振り返り、考え出すと解らなくなるのですがが、、、見終えてホッとしたのです。

正直なところ、その直感とも言える自分の感想が正しいのか誤っているのか、勘違いなのか、分かりませんが胸をなで下ろしてしまいました。白状します。、、、薄情ことでしょうか。

キネマ旬報のベストテン1位になったから、というわけでなくても、ぜひまだ観る機会のある方は、是非似て欲しいなと思います。率直にです。率直にみてください。

www.kinenote.com