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*いしのなかにいる*

72時間のなかの大江

ちょっと前のことになるのだけれども、NHKのドキュメントで72時間というのがありますが、僕結構これがすきで録画して見落とさないようにしてる。で渋谷郵便局の一コマで、平成から令和を郵便局での一コマとして記録する。その蛮勇に敬意を表したいと思うのだ。

相変わらず、市井の人々は様々な事情を抱えている。なにより地方の人間として驚くのは皆赤裸々に自分を語れるのだ。72時間という時間を長いと思うか限られた時間と思うか、地方と都会で進みゆく時間の濃さはカナリ違っているように思う。

そんな中で、これだけ赤裸々に、自然に自分の過去、あるいは現在を、自然に一人語りしちゃうんだよね。72時間の中にいた、たまたま濃い人=TV的に”面白い”人が取り上げられてるだけなのだろうけど、それにても3日間のなかにこんなにドラマを持った人がいる。それだけで都会は凄いと、感心したのでした。

田舎の人間はまず自分語りしないと思う。それにドラマの数がもっと少ないはずだ、、、過去には地方の街を舞台に作成された72時間も沢山あるけるど、でも、量的にも質的にも、意外性にも都会には勝てないなぁ、、、と毎回思う。

都会という人口の中だからこそ、今回はまさしく渋谷だし、あけすけに話せるモノなのだと思う。地方じゃ狭い社会だからね、ああまであけすけには生きられない。みんな決して溶けないオブラートにくるまって生きている。

そんな中で、今回、すんげー考えさせられたのがこの人だった!

そんな彼女の言葉たちが次のよう。作家をめざし新潮の新人賞もとったことがあろそうだ。

自分が好きなものがあると言うことがなにか自信なのようなものに

自信というか「私」というものがあるんだという

他の人と自分との境目がきちんといい意味で見えたというか

マイブーだとか自分の目標とかそういう世界で自分の中で生きているみたい

自己中心的な人生に変わりましたね

で、ビックリしたのが彼女の作家を”私”を目指すその契機となったのがこの本なのと、
鞄から取り出したのが、大江健三郎『懐かしい年への手紙』だ。ええ?え?今の時代に大江健三郎、、、またそれを持ち歩いているというのが衝撃で、綺麗に顎へ右ストレートをもらった衝撃!!!

さらに、ああ、そういえば昔苦労して何冊も読んだなぁ、填まってたことを思い起こし。あ、「ピンチランナー調書」読み逃していたんだとふいに思い出したのです。で、さっそくよなかにもかかわらず買いに出て、、、だがドコにも置いてない^^;

田舎の書店なんてこんあレベル。まぁ大江健三郎を今の令和という時代に、読もうという若い人は、そうはないか、、、結局翌日街の大きめの本屋で買い求めました。

で、で、さらに後日譚があって、全然読めないのですよ!昔も苦労した憶えはある。でも読みづらいながらも惹かれてしまい読みすすめてた。そういう記憶があるのです。ですが、今、読みにくさ以上に、中味だと思う。まったく分からない。そんあ時代があったことを実感できず、あの迫ってくる圧力が感じられない、、、むむ。まだ半分も読めていないのに挫折してしまいそう。

誰か”ピンチランナー読者”として読み進んでくれー!

 

懐かしい年への手紙 (講談社文芸文庫)

懐かしい年への手紙 (講談社文芸文庫)

 

  

ピンチランナー調書 (新潮文庫)

ピンチランナー調書 (新潮文庫)